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先生、早く縛って
第37章 重なる想い
プルルルル……プルルルル……
……電話……?
こんな時間に……誰だ……?
ベッドサイドの灯りを点け時計を見ると、時刻は6時台だったが……外はまだまだ暗い。
俺は携帯電話を探し手に取った。
「AllO……?」
「うわっ……すっげ~フランス人かよ! ってかいつまで寝てんだよ!」
電話の向こうからは石塚の間抜けな声がしていた。
「……お前……時差とか分かってるのか?」
「えっ、何時なんだ? そんなことより、お前が寝てる間に結衣ちゃんはなんと……なんと……ジャジャーン! フランスに飛び立ちましたー! サプラ~イズ!」
は……?!
「11時到着だから、ちゃんと熱いチューで迎えてやってくれよ! 礼はいいからな! じゃあな!」