この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先生、早く縛って
第37章 重なる想い

「えっ? 知っていたんですか?」

「何かがあったらしいということは神谷から聞いた。俺がもっと早く気づくべきだったよ」

「あとあの日のことも……自分が許せなくて……」

汚い、と……自分自身のことをそう言って、泣いていた結衣の姿が蘇る。
見ると、結衣もあの夜のことを思い出したのか身を硬くしていた。

「いいよ……もういいんだ。一緒にいればもう大丈夫だから」

結衣は俺の胸に黙って顔をうずめた。

くねくねと曲がった山道に揺られて、また眠気が襲ってきたのだろうか。
結衣は安心しきった顔でそっと目を閉じる。

谷を抜け、バスは葡萄畑の中を進んでいく。そして何もない草原の中に牛や馬が歩いているのがポツポツと見えて来た。俺の住む町はもうすぐそこだった。



/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ