この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は私に恋をする大学生版
第1章 愛撫篇
人間、一度楽を覚えるとダメになるとつくづく思う。私の場合は三年ほど前に手に入れた、自分の体を作り出す能力に頼って
「今日はどうしても無理」
「私はいいんだけど、他のみんなの心象が悪くなるよ」
これは今日の朝の会話、昨日カラオケで朝まで騒いだので、家に帰って一時間で大学という状況に、心が悲鳴を上げたのだった。
「すこし、少しだけ寝かせて。」
これまでこの能力を使って、大学をサボったのは、二回しかない。サボるという甘い誘惑に惑わされることもなく。日々そつなく物事を熟している。
「ばれたら、こわいよー」
このセリフはもう一人の私がしゃべっている。
彼女はもう一人の私で、人格としては生まれてから一緒にいる。
私とは別のもう一つの体を使えるようになったのは高校の頃から、
言い方を変えると一つの体を共有している。食えないやつ。
「じゃ、おやすー」
と言って彼女はさっさと部屋を出て行った。
眠いのは同じはずなのに、
閑話休題、最初の話に戻る。
人間は、まあ、猿が少し賢くなっただけの生き物なので、一度欲というものを覚えると、簡単にはそれから逃げることはできない。
私自身、酒もたばこも賭け事もできる年齢ではないのだが。
えっちな事にはそれなりの興味はある。
「まぁ、恥ずかしいけどね」
という独り言をつぶやきつつ、
「とにかく寝ます、お休み」
と、誰に向かってでもなく呟いた。
「今日はどうしても無理」
「私はいいんだけど、他のみんなの心象が悪くなるよ」
これは今日の朝の会話、昨日カラオケで朝まで騒いだので、家に帰って一時間で大学という状況に、心が悲鳴を上げたのだった。
「すこし、少しだけ寝かせて。」
これまでこの能力を使って、大学をサボったのは、二回しかない。サボるという甘い誘惑に惑わされることもなく。日々そつなく物事を熟している。
「ばれたら、こわいよー」
このセリフはもう一人の私がしゃべっている。
彼女はもう一人の私で、人格としては生まれてから一緒にいる。
私とは別のもう一つの体を使えるようになったのは高校の頃から、
言い方を変えると一つの体を共有している。食えないやつ。
「じゃ、おやすー」
と言って彼女はさっさと部屋を出て行った。
眠いのは同じはずなのに、
閑話休題、最初の話に戻る。
人間は、まあ、猿が少し賢くなっただけの生き物なので、一度欲というものを覚えると、簡単にはそれから逃げることはできない。
私自身、酒もたばこも賭け事もできる年齢ではないのだが。
えっちな事にはそれなりの興味はある。
「まぁ、恥ずかしいけどね」
という独り言をつぶやきつつ、
「とにかく寝ます、お休み」
と、誰に向かってでもなく呟いた。