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秘蜜に濡れて
第10章 suger&spice
「…ぅん…」

「…?ブラしてないの?」

薄い生地を通しているだけのようなそれに、撥春は覆うように双丘に手を当てた。

あいりは忘れていたあのランジェリーを嫌でも思い出し、返事に困る。

「ねぇ、何でこんなになってるの?」

「そ、れはぁ…ん…」

覆っていた手、親指で乳首を捏ねると、あいりは身を捩って逃げようとした。

「…っあ!」

腕を引っ張られて、撥春の膝の間に座らされると、羽交い締めの如く脇腹から両手を差し込んだ。

「ちょ…待って…」

下から一つずつボタンが外されていく。

少しずつ深紅のレースが露わになっていく。

最後のボタンが外されてると、あいりは目を瞑って顔を背けた。

「…誰に貰ったの?」

「ニコルさん…が…」

深紅のキャミソールはおっぱいの所に切れ目が入り、細いサテンのリボンで緩く結んである。

リボンを解けはそこを覆うものは何もない。

「下も?」

あいりは弱々しく頷く。

ショーツも秘部を覆う箇所が同じくサテンのリボンで結んであった。



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