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第23章 一雫の秘蜜

「あいりっ…おいで…」

腕を取って引き寄せると、胡座の中に囲う様に抱きしめる。

深々と突き立てられた撥春の尖先があいりの奥まったそこを突いた。

「ふぁああっ…」

喘ぎは撥春の口づけに呑まれていく。

熱い舌があいりの口腔内を蹂躙していく。

撥春から注がれる唾液を、こくこくと飲み干していくあいりは媚薬に焼かれたかの様に胸を焦がす。

舌を吸われ、胸を歪になる程揉まれ、蜜壺を抽送される。

「うっ…はあ…ああぁっ…だ、めぇ…」

あいりの視界が白く靄がかかり、チカチカと弾けだす。

「は、つは…ぃ、ぁ…はっ…はぁ…ぃく…ぅ…」

「ん…いこ…一緒にイ、こ…うな…」

ぐっと再奥へ穿つとぶるぶると震えた後、爆ぜた。

「ん、ああっ————っ」

背中を仰け反らせ、あいりは撥春の肩に爪を立てた。

肩に額を預けて呼吸を整えるあいり。

「ふっ…ぁ…」

萎える様子のない陰茎がずるりと抜けると、喪失感に喘いでしまう。

あいりをそっとベッドに横たえる。

「あいり、お尻突き出して」

「え…ゃ、だ…」

ぐっと腰を抱えあげる。

「手、突いて」

四つん這いにされたあいりの頬に朱が差す。

「こん…な…かっこ…恥ずかし…」