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秘蜜に濡れて
第6章 絡まる糸
急遽、修正の入った資料の手直しで8時を回っても社内に残っていたあいりは、昼間もらったお菓子に手をつけながらパソコンに向かっていた。
「お疲れ、目処は付きそうか?」
「あと少し」
「悪いな、終わったらなんか食べに行くか」
「前に連れてってくれたうどん屋さんがいいです」
「いいよ、じゃあもうひと頑張りするか」
キーボードを叩く音だけが響く中、メールが入る。
そっと開けると撥春からだった。
''金曜日、生放送のライブがあるから来てほしい''
金曜日の生放送といえばMスタだ。
''はい''
シンプルに返して続きを始めた。
9時前、やっとデスクを片付けた。
''30分前にテレビ局の受付でスタッフパス受け取って、楽しみにしてる''
メールを見て、頬が緩む。
''泊まる用意もしておいで''
ぎゅっとスマホを胸に抱きしめた。
「相馬、行くよ」
その姿を見ていた雪夜は思わず声を掛けた。
「お疲れ、目処は付きそうか?」
「あと少し」
「悪いな、終わったらなんか食べに行くか」
「前に連れてってくれたうどん屋さんがいいです」
「いいよ、じゃあもうひと頑張りするか」
キーボードを叩く音だけが響く中、メールが入る。
そっと開けると撥春からだった。
''金曜日、生放送のライブがあるから来てほしい''
金曜日の生放送といえばMスタだ。
''はい''
シンプルに返して続きを始めた。
9時前、やっとデスクを片付けた。
''30分前にテレビ局の受付でスタッフパス受け取って、楽しみにしてる''
メールを見て、頬が緩む。
''泊まる用意もしておいで''
ぎゅっとスマホを胸に抱きしめた。
「相馬、行くよ」
その姿を見ていた雪夜は思わず声を掛けた。