この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘蜜に濡れて
第6章 絡まる糸
急遽、修正の入った資料の手直しで8時を回っても社内に残っていたあいりは、昼間もらったお菓子に手をつけながらパソコンに向かっていた。

「お疲れ、目処は付きそうか?」

「あと少し」

「悪いな、終わったらなんか食べに行くか」

「前に連れてってくれたうどん屋さんがいいです」

「いいよ、じゃあもうひと頑張りするか」

キーボードを叩く音だけが響く中、メールが入る。

そっと開けると撥春からだった。

''金曜日、生放送のライブがあるから来てほしい''

金曜日の生放送といえばMスタだ。

''はい''

シンプルに返して続きを始めた。

9時前、やっとデスクを片付けた。

''30分前にテレビ局の受付でスタッフパス受け取って、楽しみにしてる''

メールを見て、頬が緩む。

''泊まる用意もしておいで''

ぎゅっとスマホを胸に抱きしめた。

「相馬、行くよ」

その姿を見ていた雪夜は思わず声を掛けた。
/257ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ