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カノジョ
第7章 こんなカノジョ《再々》
額から汗が流れていく。
暑さから来てるものじゃない。
「んふぅ…ふぅっ………」
決して気持ち良くって喘いでる訳じゃない。
もう、一歩一歩の衝撃がハンパなく響いてくる。
いくらマゾ女でも、このシチュエーションは興奮出来ない。
………かもしれない。
なんて思いながらも、気は紛れる事も無かった。
「うぁ………」
いつもは何の気なしに歩いている近所。
こんなにも距離があるとは思わなかった。
「あ…あと……すこ…し………」
やっと、さっきとは反対側に出て来れた。
距離にしたら、もう百メートルも無いはず。
膀胱はパンパンで破裂しそうな感じ。
逸る気持ちとは裏腹に、内股の脚はゆっくりとしか進まない。
それでも我慢に我慢を重ねて、漸く玄関の扉に手を伸ばす所まで辿り着いた。
「や、やっと………」
「あらぁ? 真希ちゃ………」
いきなり扉が開いて、体がビクッと反応した。
じょろろろーっと溢れ出した。
「あ…あ……あぁ……あ………」
また新たな性癖が芽生えたかもしれない。
【完】