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カノジョ
第2章 あんなカノジョ
 
 無意識にパチンコ台の脇にある壁に両手を着いて、尻を突き出していた。

「ほぉら…姉ちゃん……」

「あっ……あ…あぁ………」

 太腿を撫でていた男の手が、腰にピタッと張り付いていたマイクロミニの裾を持ち上げた。


…視られる……視られ…ちゃう………


 大勢の視線に尻を晒される瞬間に、カラダの火照りは強さを増していく。

 上体を支える事だけで壁から手が離せない。

「ほぉ…ビッチだと思ったら……こんな………」

 短いスカートは容易く捲られ、男と群集の前に尻が晒け出された。

「あぁ…イヤ………」

 裾を掴まれた尻を視線から反らそうとばかりに揺する。

 しかし、その行動は逆に周りの興奮を昂ぶらせるだけだった。

「まさか、純白だったとはなぁ……」

「でもよぉ…殆ど尻…見えてんよなぁ?」

「ショーツだけでも純情ぶってんじゃねぇの?」

「んあぁ…アタシ……アタシぃ………」

 聞こえる言葉が頭を興奮で痺れさせていく。

 火照りも疼きも強まる一方。

 薄いチューブトップの生地に、乳首の形がクッキリ浮かび上がっていた。

 視られる興奮に熱い吐息が次から次へと溢れている。

「…それじゃ…姉ちゃんにチップあげるよ」

 いつの間にか立ち上がっていた男が囁く。

「はぁ…はぁ……な…に……」

「だから………」
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