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第4章 こんなカノジョ《再》

　
【真希 View】
　
「…ま、まさか……ホントに………」

　パソコンの画面を何度も見返す。

　やはり間違いない。

　意識が遠退きそうになる。

　カラダが微かに震えて熱くなってくる。

　それでも画面からは目が離せなかった。

　脇に置いてある携帯がメールの受信を知らせる。

　中を見なくても分かっていた。

　今までに何回も同じ内容の繰り返しのメール。

　開かなくなって、何通受信してるか分からない。

「…知ってるからぁ」

　思わず溢れるアニメ声。

　メールの相手に聞こえなくても、何回も呟いていたに違いない。

　いくら見詰めていても画面は変わらない。

「…まさか…ね………」

　諦めた。

　画面を見詰めた所で、そこには変わりようのない現実が映し出されていたから。

　やっと、パソコンの前から離れる事が出来た。

　クルッと振り返れば、真希のカラダを映し出す姿見。

　当然、見えるのは全裸の真希。

　小さい身長なのに、やたら育ってしまったおっぱい。

　一本も生えていないアソコ。

　丸裸の姿がその儘見えている。

　更に湧き上がる感情。

　鏡は感情までは映し出さない。

　それでも、確実に真希の中では大きく渦巻いていた。

「いやったぁぁぁっ！　まさか、入選してるなんてぇぇぇっ!!」

　思わず飛び跳ねた。

　おっぱいが弾んで根元がちょっと痛かったけど気にならなかった。