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カノジョ
第5章 あんなカノジョ《再》
 
 踊り場から覗き込むように顔を出せば、その光景に思わず息を呑む。

 艶が混じったアニメ声が脳を刺激する。


…アイツら…学校で………


「んぁっ…あっ……奥……までぇっ………」

 見上げた視界の先で繰り広げられていた痴態。

 壁に両手を着き、片脚を高々と持ち上げられて貫かれながら嬌声をあげている真希の姿。

 ボタンが外されたブラウスから、杏子よりも撓わな胸がブルンブルンと激しく揺れ、モノを呑み込んだパイパンのワレメからはグチュッグチュッと艶めかしい水音が流れていた。

 従姪のイヤらしい姿に、杏子は視線を外すことが出来なかった。

「んもぉっ…誰か……んはぁっ……来ちゃうかもしれないのにぃっ………んうぅっっ………」

「っく……そう言ったって……真希だって……我慢出来なかったくせに………」

 真希の尻の柔肉と、その彼氏の下腹部がパンパンと音を立ててぶつかり合う。

 グシュッ…グシュッ…と泡立つような淫猥な水音を奏でながら、モノがワレメを押し広げて抜き挿しされる。

 覗き込む杏子からは、その結合部がハッキリと見えていた。


…注意…しなきゃ………


 他の教師に見付かれば、只では済まないのは分かっていた。

 まだ、自分だけなら穏便に済ませる事も可能だと分かっていた。
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