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カノジョ
第5章 あんなカノジョ《再》
「んはぁっ…はぁっ…アタシ……どうしたんだろ………」
人目を気にしながらトイレを抜け出し、廊下を進む間も子宮は疼き続けていた。
潮を噴くほどの絶頂を味わいながらも、淫らな本能が更なる刺激を求める。
オナニーだけでは満足できなくなった事に杏子は戸惑う。
淫乱に開花したイヤらしいカラダ。
時折聞こえる物音に敏感に反応しながらも、杏子はショーツを汚しながら歩みを進めていた。
うっすらと汗を滲ませ、紅潮した顔に潤んだ瞳。
一見して発情していると勘付かれる表情に、杏子は鼓動を早めていた。
…これは……今夜も………
今まで、連夜でカジノに行った事は無かった。
その場では目立っていても、毎夜目立っていては何処から情報が漏れるか分からない危惧があった。
しかし、其れさえも覆そうとするまでに肉欲が抑えきれない。
平静を装い、たまに怪訝そうな視線を同僚に向けられながらも、杏子は学校を後にしたのだった。
一向に治まる気配の無い疼き。
まるで媚薬でも飲まされたかのように、小一時間経ってもワレメからジワッとイヤらしいおツユが滲み出してくる。
無意識に内股気味に歩く杏子の視線にそれは映り込んだ。