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きみに鎖を
第5章 ーーーーー
その日、男の機嫌は大層悪かった。ここのところ働き詰めでろくにレナに触れていない。レナの声も充分に聞いていない。せっかくレナが屋敷にいるのに!同じベットで眠っているのに!
いい加減にしろ!と今までにないスピードで仕事を捌き、休みをもぎ取り、男は意気揚々と帰宅した。早いね、と目を丸くするレナに思う存分キスをして英気を養い、食事や入浴を済ませて、ベットに沈む。道連れにしたレナの放つ文句はもちろん口の中に閉じ込めた。
***
「ゔぅ....はっ.....やだ、や....もうムリッ」
「もうちょっと頑張ろうな。よしよし」
じっとりと汗ばんだ肌を手のひらで撫でる。サイドテーブルに置いた水を飲み、飲ませ、わななく腰を引き寄せて、一度に奥まで挿入した。こめかみから汗が流れる。目にかかる前髪をかきあげ、身体を起こす。押し付けるように小刻みに腰を揺らして、もっとレナが気持ちよくなれるように刺激していく。
「...レナ.....ココ、開発しような....」
「...やだ...ってば....!...あっ、ちょ、.....っああ!」
ポルチオ、と呼ばれるそこで得られる快感をレナに与えたい。もっともっとグズグズに乱れてほしい。同じところまで堕ちてきてくれ。はやく、俺のとこまで。