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きみに鎖を
第5章 ーーーーー
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「レナ…、かわいい、」
かわいい、かわいい、としきりに男がささやく。レナの痴態を脳に焼き付けるように一心に見つめる。身をよじり、なんとか逃げようとする彼女のささいな抵抗を抵抗とも思わず、指先を滑らせる。
「…まって、おねがい……ほんと、に、むり、」
「さっき休んだろう?ほら、もう一回だ」
「や……あぁ…う、いや、…っ」
こうやって奥深くまでディルドが差し込まれるのは、もう、何回目だろう。熱におぼれた頭でレナはぼんやりと思う。昨日、男が帰ってきて。今日は休みで。いま、なんじ?
うつ伏せになって、腰だけを高く上げた体制。何度も膝が震えて、ぺしょりと腰を下ろしては男の手に持ち上げられる。こうしたほうが奥まで届くから、なんて、レナにはなんの利もない言葉を吐いて。
小刻みに揺れるそれを男は優しく押し付ける。奥のほう、苦しさしか感じられないソコに、執念深く。そして気まぐれのように出し入れしたり、男自身をうずめたりするのだ。