この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Love adventure
第23章 波瀾の予感
「貴方が……マネージャーなのね?」
「そうだ。俺は綾波 剛(あやなみ つよし)。
 祐樹が復帰出来るように、お前には働いてもらう」
「あの……具体的に、何をすればいいんですか?」

 ほなみの質問に、綾波は肩を震わせて笑い出した。

「な……何がおかしいんですか」
「女が男に元気を出させる為にやる事なんて、ひとつしかないだろ?
 ……純情ぶった顔してるが、お前もその位解るだろう」

 ほなみの頬が、かあっと熱くなった。
 ずけずけとした物言いに腹が立って、スカートの布地を震える指先で握りしめる。

「お前がするべき事は、毎日祐樹と何を話したか、何をしたか逐一俺に報告する事だ」
「……」
「聞いてるのか。二度同じ事を言わせるな」
「は、はい」

 綾波の眼光の迫力に圧され、ほなみはつい返事をしてしまう。
 綾波はふてぶてしく鼻で笑うと、横を向いて瞼を閉じた。

(――こんな失礼で高圧的な男がクレッシェンドのマネージャーだなんて……)

 決心して東京までやって来たけれど、これからどんな日々が自分を待ち受けているのか、と不安が頭をもたげたその時、綾波が眼鏡を外すのを見て思わず、声を上げそうになった。
 彼を見た時からおぼえていた違和感の正体が今、判明した。
 ミラーに映る、綾波のくっきりした輪郭や、少年の様な目元に、ほなみは釘付けになる。





――似ている……?西……君に……









/814ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ