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Love adventure
第24章 あなたのもとへと①
高層マンションが建ち並ぶ一角に、ひと際豪華な建物がそびえている。
エントランスに横付けされた車を降りて見上げると、ほなみはその高さに息を呑んだ。
「お前は当面のあいだ、ここに祐樹と住むんだ」
綾波は、助手席から降りると、さらりと言った。ほなみはギョッとして彼を見る。
「……そういう事なんだろう?祐樹に抱かれたいが為に、大掛かりなアリバイを作り、吉岡あぐりまで巻き込んで、東京までノコノコやって来たんだろ?あ?」
「――!そ、そんな言い方……」
ほなみは、綾波に反論しようとするが、眼鏡の奥の冷たい目で見据えられ、絶句する。
(――私は、何も言い返す資格なんかない……智也に嘘をついて、色んな人を騙して、あぐりに甘えて……)
エントランスに横付けされた車を降りて見上げると、ほなみはその高さに息を呑んだ。
「お前は当面のあいだ、ここに祐樹と住むんだ」
綾波は、助手席から降りると、さらりと言った。ほなみはギョッとして彼を見る。
「……そういう事なんだろう?祐樹に抱かれたいが為に、大掛かりなアリバイを作り、吉岡あぐりまで巻き込んで、東京までノコノコやって来たんだろ?あ?」
「――!そ、そんな言い方……」
ほなみは、綾波に反論しようとするが、眼鏡の奥の冷たい目で見据えられ、絶句する。
(――私は、何も言い返す資格なんかない……智也に嘘をついて、色んな人を騙して、あぐりに甘えて……)