この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Love adventure
第24章 あなたのもとへと①
「さっきも言ったが、話した事、した事、必ず報告するんだ」

 西本と一緒の寝室、という言葉に動揺するほなみを綾波は薄く笑って言った。

「祐樹とした事……した事……て……ううわああああ!」

 三広は、突然鼻血を噴いた。

「大変!」

 ほなみはテーブルの上のティッシュをつかむと三広の鼻を拭う。
 三広はほなみと目が合うと、笑って「あ……ありがとう」と礼を言うがが、まだ鼻から血が垂れてくる。

「暫く上を向いてたほうがいいね。頭をぶつけたり、鼻血出したり忙しいね」

 三広は、顔を赤くしたまま、小さな声でもごもごと話し始めた。

「祐樹……に、ほなみちゃんが東京に来る事、話してないんだ」
「そうなの?」
「武道館をやる筈だった三月十四日に、代わりに何か出来ないかって話し合ったんだけど……曲をネットの生放送で発表しようかって。
 ライブすっ飛ばしたお詫びと、これからのクレッシェンドをよろしくってスタートの意味で……」
「大丈夫?鼻……」

 三広は、上を向いたまま返事の代わりに瞬きをした。

「ただな。祐樹が今は曲を作れるような精神状態じゃねえんだよ。なんとしてもお前が元の祐樹に戻すんだ。」

 綾波は、側へ来て三広の手当てを始めた。

「早く祐樹の所へ行け。他の男に構ってる時間はないぞ。」
「……ほなみちゃん。俺は大丈夫だから」

 三広はニッコリ笑った。
 ほなみは、ソファーに眠るあぐりをちらっと見る。

「疲れて眠ってるだけだ。怪我させるような攻撃はしてないからな、安心しろ」

 綾波は、ほなみに早く行けとばかりに顎をしゃくった。

/814ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ