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Love adventure
第25章 あなたのもとへと②
「うん。祐樹に元気を出して貰いたかったから」

 三広の鼻からまた血が流れた。
 ほなみは咄嗟に、持っていたハンカチで押さえる。

「まだ静かにしてた方が、いいんじゃない?」
「ゴメンね、ほなみちゃん……鼻血体質なんだよ俺……かっこ悪……」
「そんな事ないよ」

 ふたりのやり取りを見ていた西本は背中を向け、震える声で言う。

「……イチャイチャするなら他でやれ」
「違うよ!ほなみちゃんは、お前の事を心配して来たんだよ?」
「余計な事をするな!お前に何がわかるんだ!」

 西本が怒鳴って三広の胸倉をつかみ突き飛ばし、三広は、はずみで部屋の隅に転げた。

「三広君っ!」

 ほなみは、駆け寄り三広の身体を起こした。

「大丈夫だよ……」

 ほなみに笑ってみせた三広が、西本に悲しい眼差しを向け、きっぱりと言った。

「お前が居ないクレッシェンドは有り得ない。お前が歌えるようになるなら俺は何だってする!」
「それで、ほなみをここまで連れてきたのか。ご苦労様だったな!……けれど……それは俺の為じゃなくて、お前の、自分の為なんだろう?」
 
 パシン、と大きな音が寝室に響く。
 ほなみは、西本の頬を打っていた。

 ――掌が熱い、と感じて、ほなみは自分の手を頬に当てる。
 頬も熱を持ち、身体中の血液が急速にドクドクと廻り始めているのを自覚して、戸惑っていた。

(彼の頬に一瞬触れただけなのに私は……)

 ほなみは、西本と目が合うと心臓が飛び上がり、思わず顔を背けてしまった。


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