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Love adventure
第3章 不思議な疼き
今回の"クレッシェンド"もそうだ。
テレビで偶然彼らを目にしなければ、何の知識もなくライヴをいきなり見る事になっていただろう。
「クレッシェはねーーほなみも結構気に入ると思うんだよね。」
「そ、そう?」
「西君の声とピアノがね、心に刺さると思うよ?」
「ふうん」
――西君。そうか、彼は西君っていうんだ……
それを聞いただけでドキドキしたが、努めて平静に相づちを打った。
開場待ちでずらりと並ぶ人たちをさりげなく観察してみると、圧倒的に女性が多い。
テレビで偶然彼らを目にしなければ、何の知識もなくライヴをいきなり見る事になっていただろう。
「クレッシェはねーーほなみも結構気に入ると思うんだよね。」
「そ、そう?」
「西君の声とピアノがね、心に刺さると思うよ?」
「ふうん」
――西君。そうか、彼は西君っていうんだ……
それを聞いただけでドキドキしたが、努めて平静に相づちを打った。
開場待ちでずらりと並ぶ人たちをさりげなく観察してみると、圧倒的に女性が多い。