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Love adventure
第33章 惑わすBEAT①

「そうよ!クマよ!けどね、ゆるっクマの方が全然可愛いわよっ……そうだ!今日ゆるっクマを買い損ねたわ!
あんた、ショップ行くの付き合いなさいよね」
「何故」
「そのくらい働きなさいよ。何よ!いつもぬぼーっとして」
「……ぬぼー……ですか」
ぐううう。
あぐりのお腹が盛大に鳴った。
流石に恥ずかしさで、黙り込むあぐりだった。
突然、野村の頬がひきつったかと思うと、彼はクスクスと笑い出す。
その笑顔を間近で見てしまい、あぐりは思いがけず心が激しく揺れてしまった。
「……何か食べに行きましょうか。僕と一緒でも良ければですけど」
ひとしきり笑うと、唇を歪ませたままで野村はあぐりに提案する。
ぐうう。
また、鳴ってしまった。
野村は口をおさえ、ふるふると身体を震わせ笑っている。
あぐりが赤くなり無言で頷くと、大きな掌が差し出さた。怖ず怖ずと手を出すと強くギュッと握られる。
その熱さに、あぐりの心は温かくときめいていた――。
あんた、ショップ行くの付き合いなさいよね」
「何故」
「そのくらい働きなさいよ。何よ!いつもぬぼーっとして」
「……ぬぼー……ですか」
ぐううう。
あぐりのお腹が盛大に鳴った。
流石に恥ずかしさで、黙り込むあぐりだった。
突然、野村の頬がひきつったかと思うと、彼はクスクスと笑い出す。
その笑顔を間近で見てしまい、あぐりは思いがけず心が激しく揺れてしまった。
「……何か食べに行きましょうか。僕と一緒でも良ければですけど」
ひとしきり笑うと、唇を歪ませたままで野村はあぐりに提案する。
ぐうう。
また、鳴ってしまった。
野村は口をおさえ、ふるふると身体を震わせ笑っている。
あぐりが赤くなり無言で頷くと、大きな掌が差し出さた。怖ず怖ずと手を出すと強くギュッと握られる。
その熱さに、あぐりの心は温かくときめいていた――。

