この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第41章 Love meeting ①
「ほなみちゃんの事も虐めたりしてないだろうな!?」
亮介の言葉に、綾波は意味深な笑みを浮かべた。
「……さてどうかな。ほなみ、俺はお前を虐めてるのかな?」
「えっ――」
昨日押し倒された出来事が鮮明に蘇る。ほなみは何故か頬が熱くなり手で隠して俯いてしまった。
その反応を見て一同がギョッとする。
「綾ちゃん――!まさか――っ!?」
「ほ、ほほほなみちゃんに何をしたんだよっ」
「あんたって本当に見境ないわねっ!年中発情期なの!?仏頂面してるくせに変態ね――!」
亮介と三広と、あぐりが一斉に食ってかかった。
一番冷静さを失っていたのは西本だった。
ほなみの両腕をつかむと、真剣な声で問い詰める。
「――やっぱり何かあったのか?」
「……西く……」
ほなみは、彼の目を見れずに下を向いた。
「俺には言えない事なのかよ」
「……わ、私……」
「おい。ミーティングを始めるぞお前ら」
ぎゃあぎゃあ皆に責め立てられながら、綾波はパソコンのキーを叩き冷静に言った。
「昨日のライブ乱入で今クレッシェンドは世間から注目を浴びている。これを利用しない手はない。
来月の本格復活までのシナリオを練らなくては――」
西本は、綾波の言葉を遮るように怒鳴った。
「――今はそんな事どうでもいい!」
その剣幕に一同、シンと静まりかえる。
「……こっちにおいで」
西本はほなみの手を引っ張り寝室へ入って行った。
残された面々は気まずい空気に無言になるが、野村が沈黙を破り笑顔で言った。
「……クレイジーチキンサンドが冷めます。食べましょうか」
亮介の言葉に、綾波は意味深な笑みを浮かべた。
「……さてどうかな。ほなみ、俺はお前を虐めてるのかな?」
「えっ――」
昨日押し倒された出来事が鮮明に蘇る。ほなみは何故か頬が熱くなり手で隠して俯いてしまった。
その反応を見て一同がギョッとする。
「綾ちゃん――!まさか――っ!?」
「ほ、ほほほなみちゃんに何をしたんだよっ」
「あんたって本当に見境ないわねっ!年中発情期なの!?仏頂面してるくせに変態ね――!」
亮介と三広と、あぐりが一斉に食ってかかった。
一番冷静さを失っていたのは西本だった。
ほなみの両腕をつかむと、真剣な声で問い詰める。
「――やっぱり何かあったのか?」
「……西く……」
ほなみは、彼の目を見れずに下を向いた。
「俺には言えない事なのかよ」
「……わ、私……」
「おい。ミーティングを始めるぞお前ら」
ぎゃあぎゃあ皆に責め立てられながら、綾波はパソコンのキーを叩き冷静に言った。
「昨日のライブ乱入で今クレッシェンドは世間から注目を浴びている。これを利用しない手はない。
来月の本格復活までのシナリオを練らなくては――」
西本は、綾波の言葉を遮るように怒鳴った。
「――今はそんな事どうでもいい!」
その剣幕に一同、シンと静まりかえる。
「……こっちにおいで」
西本はほなみの手を引っ張り寝室へ入って行った。
残された面々は気まずい空気に無言になるが、野村が沈黙を破り笑顔で言った。
「……クレイジーチキンサンドが冷めます。食べましょうか」