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Love adventure
第43章 Love meeting ③
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デスクで頬杖をついたままうとうとしていた智也は、メール着信音で目を醒ました。
軽い頭痛に顔をしかめながらスマホのメールを開く。
『ほなみはクレッシェンドメンバーとかなり親しい関係らしい。
今朝のスポーツ新聞の写真だが、ボーカルの西本祐樹の隣に居る女性は、彼女だと思われる』
添付された写真を確認し、凍てついた長い針で背中を貫かれたかのような痛みと寒気をおぼえた。
西本祐樹の隣で、見たこともない服を着て、見たこともない笑顔をしている彼女――
顔は正面を向いて居ないが、この輪郭、身体の線は間違い無くほなみだ。
小さな頃から見つめてきた女を見間違う筈がない。
――バキッ。
智也が握り締めていたペンが無残に折れた――
デスクで頬杖をついたままうとうとしていた智也は、メール着信音で目を醒ました。
軽い頭痛に顔をしかめながらスマホのメールを開く。
『ほなみはクレッシェンドメンバーとかなり親しい関係らしい。
今朝のスポーツ新聞の写真だが、ボーカルの西本祐樹の隣に居る女性は、彼女だと思われる』
添付された写真を確認し、凍てついた長い針で背中を貫かれたかのような痛みと寒気をおぼえた。
西本祐樹の隣で、見たこともない服を着て、見たこともない笑顔をしている彼女――
顔は正面を向いて居ないが、この輪郭、身体の線は間違い無くほなみだ。
小さな頃から見つめてきた女を見間違う筈がない。
――バキッ。
智也が握り締めていたペンが無残に折れた――