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Love adventure
第46章 ぶつかり合う予感
打ち合わせ場所は、下北沢の一角にあるライヴハウスだった。
普段は、ひと山当てたいインディーズバンドのライヴが数多く開催されるが、今日は数少ない『バー』のみの営業の日だ。
綾波が用意したのはシックなモノトーンのワンピース。胸元に揺れる花のモチーフのネックレスがほなみの女性らしさを引き立たせていた。
しかし丈が短い。屈んだりしたら下着が見えてしまうのではないだろうか。
車の乗り降りの時にはヒヤヒヤした。
背中の部分も結構空いているのだ。
ほなみが車内でくしゃみをすると、綾波が自分のストールをよこした。
「ありがとう……」
「涼しそうだな。こっちは目の保養にはなるが」
「……」
ほなみは後部席で思わず身を固くする。
「言っておくが、選んだのは祐樹だからな」
「西君が?」
「流石、サイズから何からぴったりだったな」
ミラーに綾波のニヤニヤする目元が映る。
「もうっ……止めてください」
ほなみは赤くなりながら笑いを零す。
今日の事で、綾波と話し易くなったようで、その事がなぜか嬉しかった。
普段は、ひと山当てたいインディーズバンドのライヴが数多く開催されるが、今日は数少ない『バー』のみの営業の日だ。
綾波が用意したのはシックなモノトーンのワンピース。胸元に揺れる花のモチーフのネックレスがほなみの女性らしさを引き立たせていた。
しかし丈が短い。屈んだりしたら下着が見えてしまうのではないだろうか。
車の乗り降りの時にはヒヤヒヤした。
背中の部分も結構空いているのだ。
ほなみが車内でくしゃみをすると、綾波が自分のストールをよこした。
「ありがとう……」
「涼しそうだな。こっちは目の保養にはなるが」
「……」
ほなみは後部席で思わず身を固くする。
「言っておくが、選んだのは祐樹だからな」
「西君が?」
「流石、サイズから何からぴったりだったな」
ミラーに綾波のニヤニヤする目元が映る。
「もうっ……止めてください」
ほなみは赤くなりながら笑いを零す。
今日の事で、綾波と話し易くなったようで、その事がなぜか嬉しかった。