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Love adventure
第46章 ぶつかり合う予感
「ところで、今夜の集まりだが……
プロデューサーに挨拶と言っても、酒を飲みながらの気楽な会合だからごく普通にしていればいい」
「普通って言われても……」
志村賢一プロデューサーといえばかなりの大御所で、音楽業界に疎い人でも名前は知っている程有名なのだ。
若かりし頃の志村は、その時代の日本を代表するアイドルシンガー。
元々はプロデュースや楽曲アレンジをやりたくて芸能界に入ったらしく、まずはセルフプロデュースから始め、他アイドルに楽曲提供をしたら大当りし、あれよあれよという間にそちらの仕事の方が忙しくなってしまった。
今や、彼に見出だされてデビューしたいと野心を持つミュージシャンが山ほどいる。
クレッシェンドは路上ライヴをしていた時、それを見た志村が大層惚れ込んでしまったらしい。
彼等はいわゆるシンデレラボーイだった。
ほなみは一時的にせよサポートメンバーとして演奏にもかかわるし、世の中に顔出しもする訳だから、志村に面通ししなくてはならない。
ほなみは、今から緊張で膝が笑っていた。
プロデューサーに挨拶と言っても、酒を飲みながらの気楽な会合だからごく普通にしていればいい」
「普通って言われても……」
志村賢一プロデューサーといえばかなりの大御所で、音楽業界に疎い人でも名前は知っている程有名なのだ。
若かりし頃の志村は、その時代の日本を代表するアイドルシンガー。
元々はプロデュースや楽曲アレンジをやりたくて芸能界に入ったらしく、まずはセルフプロデュースから始め、他アイドルに楽曲提供をしたら大当りし、あれよあれよという間にそちらの仕事の方が忙しくなってしまった。
今や、彼に見出だされてデビューしたいと野心を持つミュージシャンが山ほどいる。
クレッシェンドは路上ライヴをしていた時、それを見た志村が大層惚れ込んでしまったらしい。
彼等はいわゆるシンデレラボーイだった。
ほなみは一時的にせよサポートメンバーとして演奏にもかかわるし、世の中に顔出しもする訳だから、志村に面通ししなくてはならない。
ほなみは、今から緊張で膝が笑っていた。