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Love adventure
第48章 毒が廻って……
プルルル
携帯が鳴り、智也は書類を捲る指を止めた。
「……はい」
「私です……」
「声の調子がいつもと違うな。どうしたんだ」
「……新しい写真を撮りました」
キラリと鋭く目を光らせた智也は声を低くした。
「今すぐ送れ」
「……西本祐樹を、刺しました」
智也は思わず椅子から立ち上がる。
「馬鹿な事を……」
「ひょっとしたら他のメンバーだったかも知れません……頭に血が登って……覚束無いですが……」
智也は深い溜め息を吐いて頭を振る。
「顔は見られたのか」
「それは大丈夫かと」
「……大丈夫な訳ないだろう」
「写真を見れば、智也さんも刺したくなる気持ちになるでしょう……」
そこで電話は切れた。
何秒かすると携帯が着信を鳴らしバイブで震え始める。
ひと呼吸置いてから画面にタッチした。
携帯が鳴り、智也は書類を捲る指を止めた。
「……はい」
「私です……」
「声の調子がいつもと違うな。どうしたんだ」
「……新しい写真を撮りました」
キラリと鋭く目を光らせた智也は声を低くした。
「今すぐ送れ」
「……西本祐樹を、刺しました」
智也は思わず椅子から立ち上がる。
「馬鹿な事を……」
「ひょっとしたら他のメンバーだったかも知れません……頭に血が登って……覚束無いですが……」
智也は深い溜め息を吐いて頭を振る。
「顔は見られたのか」
「それは大丈夫かと」
「……大丈夫な訳ないだろう」
「写真を見れば、智也さんも刺したくなる気持ちになるでしょう……」
そこで電話は切れた。
何秒かすると携帯が着信を鳴らしバイブで震え始める。
ひと呼吸置いてから画面にタッチした。