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Love adventure
第5章 変わったのは
これ以上西君の事を考えていたら、またおかしな気持ちになってしまう。
ほなみは気持ちを切り替えようとパソコンを閉じると、昨日の自分の行動をふと思い返してみた。
あの時は一種の興奮状態で周囲の事など気にしていなかったが、はた目から見たら、随分とおかしな態度だったのかも知れない。
ーーそういえば浜田さんにチョコレートを渡していないし、挨拶もしないまま帰ってきちゃったんだっけ……今から、散歩しながら寄ってみようか。
昨日の今日であの場所へ行くのもばつが悪いような気もするが、西本祐樹との間にあった事は誰も知らないはずだ。多分。いや、そうだと信じたい。
近所なのだし、浜田とはいずれ顔を合わす事になるのだから、昨日のフォローをしておいた方が賢明だろう。
簡単に化粧をし、寝癖がついてしまった髪を、ゆるく2つに結んでごまかし、上着を羽織りマンションを出た。
今日は暖かい。澄んだ色の空を見上げ、智也もこうして空を見る事はあるのだろうか?と考えた。
"変わりはないですか"
メールの文面を思い出して、クスリと笑いそうになる。
――何も変わりないよ。西君に恋してしまった事のほかは……
ほなみは気持ちを切り替えようとパソコンを閉じると、昨日の自分の行動をふと思い返してみた。
あの時は一種の興奮状態で周囲の事など気にしていなかったが、はた目から見たら、随分とおかしな態度だったのかも知れない。
ーーそういえば浜田さんにチョコレートを渡していないし、挨拶もしないまま帰ってきちゃったんだっけ……今から、散歩しながら寄ってみようか。
昨日の今日であの場所へ行くのもばつが悪いような気もするが、西本祐樹との間にあった事は誰も知らないはずだ。多分。いや、そうだと信じたい。
近所なのだし、浜田とはいずれ顔を合わす事になるのだから、昨日のフォローをしておいた方が賢明だろう。
簡単に化粧をし、寝癖がついてしまった髪を、ゆるく2つに結んでごまかし、上着を羽織りマンションを出た。
今日は暖かい。澄んだ色の空を見上げ、智也もこうして空を見る事はあるのだろうか?と考えた。
"変わりはないですか"
メールの文面を思い出して、クスリと笑いそうになる。
――何も変わりないよ。西君に恋してしまった事のほかは……