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Love adventure
第51章 誘惑は狂おしく

まだ夕方だったが、西本とほなみはホテルにチェックインした。
一刻も早く、時間からも世の中からも隔離されたふたりきりの空間に閉じ込められたかった。
彼はほなみの上着をするりと素早く脱がし、大事そうにハンガーに掛け、窓の外の柔らかい日差しを眺めている。
「日が長くなったね……まだ明るい」
彼は上着を脱ぎ胸の開いたVネックの半袖姿になった。艶かしく見えて、ほなみは身体の中が熱を持つのを感じた。
彼はポットに水を入れ、訊ねた。
「ほなみ、何飲む?」
「あ……私、やるよ」
アメニティの飲み物を何にするか思案している西本の側へ行こうとして、足が縺れてしまう。
「お――っと危なっ!」
西本が素早くほなみを抱き止めたが、彼までがバランスを崩して、ふたりしてベッドに倒れこんだ。
一刻も早く、時間からも世の中からも隔離されたふたりきりの空間に閉じ込められたかった。
彼はほなみの上着をするりと素早く脱がし、大事そうにハンガーに掛け、窓の外の柔らかい日差しを眺めている。
「日が長くなったね……まだ明るい」
彼は上着を脱ぎ胸の開いたVネックの半袖姿になった。艶かしく見えて、ほなみは身体の中が熱を持つのを感じた。
彼はポットに水を入れ、訊ねた。
「ほなみ、何飲む?」
「あ……私、やるよ」
アメニティの飲み物を何にするか思案している西本の側へ行こうとして、足が縺れてしまう。
「お――っと危なっ!」
西本が素早くほなみを抱き止めたが、彼までがバランスを崩して、ふたりしてベッドに倒れこんだ。

