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第53章 　you　are　mine

｢――好き……て、言ってごらん｣

　彼は甘く囁き、ゆっくりと音を立て、蕾の中へと入ってくる。
　途端に締まり、ほなみが声を上げると、獣はますます中で大きく猛る。
　彼は快感に震えた。

｢うっ……もう……こんな｣
｢やあっ……ん｣

　ほなみに覆い被りながら、西本は激しく動き始めた。

｢……くっ……堪らない…ほなみっ……｣
｢いやっ……｣
｢イヤじゃなくて……他に言う言葉がある……でしょ？｣
｢――っ｣


　巧みな動きで彼女を翻弄しながら、彼の指は乳房を掴み円を描く様に刺激した。
　ほなみの瞼の裏で小さな火花が散る。