この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第6章 秘めておくべき想い
野村も半分寝ぼけた顔でほなみを見ている。
西本はニヤニヤしながら、見せ付けるように自分の唇を指でなぞる。
昨日のキスを思い出せ――とでも言いたいのだろうか?
頬が真っ赤になっている様な気がしてほなみは頬を押さえた。
彼の顔をまともに見れそうにない。
「ほなみちゃーん!俺はダメだよ!一応奥さんがいるからね!?……いやあ……参るなあ……俺に惚れても何にもならないよ?
ほなみちゃんは若いし、もっと相応しい男がいる!若くて、将来性のある美しい男……
そう、クレッシェンドのメンバーのように!
さあっ!誰が好きなのかなっ!?打ち明けてごらんっ」
浜田はひとりで盛り上がり感極まり、ひと通り喋ると、最後に無茶振りをしてきた。
「えっと……その」
口から心臓が飛び出そうにドキドキしながら、ちらりと西本を見ると目が合ってしまい、慌てて顔を逸らした。
「私……」
――西君が好きです。西君へのチョコが本命なんです。
心の中でそう叫びながら、ほなみの口からは、こんな言葉が出ていた。
「……秘密、です」
西本はニヤニヤしながら、見せ付けるように自分の唇を指でなぞる。
昨日のキスを思い出せ――とでも言いたいのだろうか?
頬が真っ赤になっている様な気がしてほなみは頬を押さえた。
彼の顔をまともに見れそうにない。
「ほなみちゃーん!俺はダメだよ!一応奥さんがいるからね!?……いやあ……参るなあ……俺に惚れても何にもならないよ?
ほなみちゃんは若いし、もっと相応しい男がいる!若くて、将来性のある美しい男……
そう、クレッシェンドのメンバーのように!
さあっ!誰が好きなのかなっ!?打ち明けてごらんっ」
浜田はひとりで盛り上がり感極まり、ひと通り喋ると、最後に無茶振りをしてきた。
「えっと……その」
口から心臓が飛び出そうにドキドキしながら、ちらりと西本を見ると目が合ってしまい、慌てて顔を逸らした。
「私……」
――西君が好きです。西君へのチョコが本命なんです。
心の中でそう叫びながら、ほなみの口からは、こんな言葉が出ていた。
「……秘密、です」