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Love adventure
第57章 君は残酷な愛の天使

「ああっ智也……!」
「――ほなみっ」
ほなみは、意識が混濁していうのか、智也と西本の名前を交互に呼んだりした。
智也、とその唇から漏れる度に涙が出そうな幸福を感じたが、西本の名前を叫ばれた時は心が地獄に突き落とされる。
だがもう一度、もう一度だけ呼んで欲しいと狂おしく願い、何度も彼女の身体を貪った。
――これは、いつか、終わる事なのに。
終わらせたくなかった。
幼い頃からずっと焦がれ、欲しかった。
今、この腕で抱き締めているのに。
甘く喘がせているのに。
行為を繰り返せば繰り返すほどほなみが遠くなる気がした。
――けれと、今こうせずに居られない。
まるで地獄だ。
「――ほなみっ」
ほなみは、意識が混濁していうのか、智也と西本の名前を交互に呼んだりした。
智也、とその唇から漏れる度に涙が出そうな幸福を感じたが、西本の名前を叫ばれた時は心が地獄に突き落とされる。
だがもう一度、もう一度だけ呼んで欲しいと狂おしく願い、何度も彼女の身体を貪った。
――これは、いつか、終わる事なのに。
終わらせたくなかった。
幼い頃からずっと焦がれ、欲しかった。
今、この腕で抱き締めているのに。
甘く喘がせているのに。
行為を繰り返せば繰り返すほどほなみが遠くなる気がした。
――けれと、今こうせずに居られない。
まるで地獄だ。

