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Love adventure
第58章 jealousyの果て

「ほなみを一番に守るのは……お前だろうが!この腑抜けめ!」
綾波は怒りで瞳をギラギラとたぎらせ、西本につかみかかり怒鳴った。
西本も鋭く睨みかえし、綾波を片手で振り払う。
「お前に言われなくてもわかってる!」
「さっき言った筈だ!お前が尻込みするなら……俺がほなみを貰うってな――!」
綾波は体勢を立て直しながら、西本を指差して叫ぶ。
「綾波っ……本気なのか!」
西本は、蒼い焔を瞳に宿した。
「だったら何だ!」
「――この野郎!」
西本の鋭いパンチが綾波の右頬に決まり、彼は道端に崩れた。が、直ぐ立ち上がりニヤリと笑い、西本の肩を掴み、みぞおちに膝げりを決めた。
「ぐあっ……やるなお前――!」
西本は痛みに耐え、そのまま綾波にしがみつき壁に彼を叩きつける。
「ーーっ」
綾波は、端正な眉を歪め、壁に凭れたまま崩れるかーーと思いきや、カッと目を見開き、西本に飛びかかった。
「……そんな物か……お前の怒りは……ん?その程度で、ほなみを守れると思うのか――!」
「黙れ――!」
ふたりは掴み合ったまま怒鳴り合い、地面を転がった。
「綾波っ……お前に……ほなみは渡さない!」
「易々と拐わせておいて渡さないも何もあるか!」
「お前こそ――!」
西本が殴りかかろうとした時、ほなみのスマホが鳴り出した。
綾波は怒りで瞳をギラギラとたぎらせ、西本につかみかかり怒鳴った。
西本も鋭く睨みかえし、綾波を片手で振り払う。
「お前に言われなくてもわかってる!」
「さっき言った筈だ!お前が尻込みするなら……俺がほなみを貰うってな――!」
綾波は体勢を立て直しながら、西本を指差して叫ぶ。
「綾波っ……本気なのか!」
西本は、蒼い焔を瞳に宿した。
「だったら何だ!」
「――この野郎!」
西本の鋭いパンチが綾波の右頬に決まり、彼は道端に崩れた。が、直ぐ立ち上がりニヤリと笑い、西本の肩を掴み、みぞおちに膝げりを決めた。
「ぐあっ……やるなお前――!」
西本は痛みに耐え、そのまま綾波にしがみつき壁に彼を叩きつける。
「ーーっ」
綾波は、端正な眉を歪め、壁に凭れたまま崩れるかーーと思いきや、カッと目を見開き、西本に飛びかかった。
「……そんな物か……お前の怒りは……ん?その程度で、ほなみを守れると思うのか――!」
「黙れ――!」
ふたりは掴み合ったまま怒鳴り合い、地面を転がった。
「綾波っ……お前に……ほなみは渡さない!」
「易々と拐わせておいて渡さないも何もあるか!」
「お前こそ――!」
西本が殴りかかろうとした時、ほなみのスマホが鳴り出した。

