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Love adventure
第58章 jealousyの果て

綾波は画面を睨み舌打ちをし、隣で茫然としている西本に平手打ちした。
西本はハッと我に返る。
「――呆けている場合じゃない!ほなみを捜すんだ!」
綾波に渇を入れられるように怒鳴られた西本はまだ狼狽していた。
「わかってる……!でもどうしたら……」
「お前、ほなみを欲しいんだろう!?
智也がハイそうですかーーとすんなり渡すとでも思っていたのか!
人の女を奪うっていうのは、こういう事なんだよ!
ほなみを、このまま奴に渡していいのか!」
綾波の言葉に西本の瞳の不安な色はやがて消え去り、強く蒼い焔が再び燃え始めた。
『――好き……好き!』
つい先程のほなみの言葉がまだ鼓膜に焼き付いている。
ほなみの笑う顔、泣き顔、怒った顔が頭の中でスライドショーのように甦ると、どうしようもない程のいとおしさが込み上げてくる。
西本は拳を固めて呟いた。
「――必ず助けるから……必ず……!」
西本はハッと我に返る。
「――呆けている場合じゃない!ほなみを捜すんだ!」
綾波に渇を入れられるように怒鳴られた西本はまだ狼狽していた。
「わかってる……!でもどうしたら……」
「お前、ほなみを欲しいんだろう!?
智也がハイそうですかーーとすんなり渡すとでも思っていたのか!
人の女を奪うっていうのは、こういう事なんだよ!
ほなみを、このまま奴に渡していいのか!」
綾波の言葉に西本の瞳の不安な色はやがて消え去り、強く蒼い焔が再び燃え始めた。
『――好き……好き!』
つい先程のほなみの言葉がまだ鼓膜に焼き付いている。
ほなみの笑う顔、泣き顔、怒った顔が頭の中でスライドショーのように甦ると、どうしようもない程のいとおしさが込み上げてくる。
西本は拳を固めて呟いた。
「――必ず助けるから……必ず……!」

