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Love adventure
第62章 熱愛宣言・略奪宣言

綾波はスタジオの片隅で、鋭い目で西本を見ていた。
「祐樹め……やってくれるな……」
あぐりは、観覧客スペースの最前ど真ん中で感極まりグシャグシャに泣いていた。
「ひっ……西君……あんたサイコー……男の中の男よっ……
ひっ……やばっマスカラが取れる」
西本は、鍵盤に指を落とし、美しいフレーズを奏でた。
「この思いがどんな結果を生むのかは、俺にも彼女にもわかりません。
けれど、何もせずに後悔したくない。
後悔するなら、精一杯抗ってから後悔したい。
……どんな事になったとしても」
新曲の前奏に繋がるフレーズを弾きながら西本は話す。
「今から演奏するこの曲は、彼女と作った曲です。皆さんにも、大切な人、恋しい人が居ると思います。
両思いだったり片思いだったり……あるいは……
諦めきれない、忘れる事の出来ない思いを抱えている人が居るのかも知れません。
……どうか、その思いに蓋をしないでください」
「祐樹め……やってくれるな……」
あぐりは、観覧客スペースの最前ど真ん中で感極まりグシャグシャに泣いていた。
「ひっ……西君……あんたサイコー……男の中の男よっ……
ひっ……やばっマスカラが取れる」
西本は、鍵盤に指を落とし、美しいフレーズを奏でた。
「この思いがどんな結果を生むのかは、俺にも彼女にもわかりません。
けれど、何もせずに後悔したくない。
後悔するなら、精一杯抗ってから後悔したい。
……どんな事になったとしても」
新曲の前奏に繋がるフレーズを弾きながら西本は話す。
「今から演奏するこの曲は、彼女と作った曲です。皆さんにも、大切な人、恋しい人が居ると思います。
両思いだったり片思いだったり……あるいは……
諦めきれない、忘れる事の出来ない思いを抱えている人が居るのかも知れません。
……どうか、その思いに蓋をしないでください」

