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Love adventure
第63章 Can't stop

ドアを背に、綾波は熱くなった身体をもてあましながら、再び切なく息を吐き出した。
ほなみが微かにしゃくりあげているのが聞こえてくる。
(ほなみは、もともと祐樹の物だ――)
彼女の望みがそうならば、身を引かなくてはならないのは理性では分かっているが、一度溢れ出した情欲を止める自信が無かった。
どうしたものか、とこめかみを押さえた時、テーブルの上のスマホが振動しているのに気付く。
手に取ってみると、思わぬ人物からだった。
「――綾波だ」
「テレビ、見ましたよ……なかなか面白い事をやってくれましたね」
「……我々を訴えますか」
電話の向こうで、智也が低く笑うのが聞こえた。
「明後日の会合は、予定通り行います……
ただし、俺の実家の会社へ来て貰いたい」
「――!?」
「それと……ほなみにもその場に同席して貰う」
「……」
「何もしませんよ……話すだけです」
「……了解した。では、明後日に――岸さん」
綾波は電話を切った。
ほなみが微かにしゃくりあげているのが聞こえてくる。
(ほなみは、もともと祐樹の物だ――)
彼女の望みがそうならば、身を引かなくてはならないのは理性では分かっているが、一度溢れ出した情欲を止める自信が無かった。
どうしたものか、とこめかみを押さえた時、テーブルの上のスマホが振動しているのに気付く。
手に取ってみると、思わぬ人物からだった。
「――綾波だ」
「テレビ、見ましたよ……なかなか面白い事をやってくれましたね」
「……我々を訴えますか」
電話の向こうで、智也が低く笑うのが聞こえた。
「明後日の会合は、予定通り行います……
ただし、俺の実家の会社へ来て貰いたい」
「――!?」
「それと……ほなみにもその場に同席して貰う」
「……」
「何もしませんよ……話すだけです」
「……了解した。では、明後日に――岸さん」
綾波は電話を切った。

