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Love adventure
第65章 捕まえて、蕩けさせて

「……言うこと聞かないと、怒るよ……?」
西本はベルトを外しながら、悪戯っぽく笑う。
ほなみは真っ赤になり、おずおずとワンピースの背中のボタンを外そうとするが、うまく出来ずに途方にくれた。
見かねた彼がボタンを外していく。
「ほなみも子供みたいだな」
――『服くらい自分で着れるようになれっ!お前は子供か!』
綾波の言葉が甦り、心が揺れた。
彼は、ほなみのそんな様子を見て何か感じ取ったのか、瞳を輝かせ、ワンピースを素早く剥ぎ取り太股を掴むと、左右にグイッと広げた。
「―――やっ」
「ほなみ……何を考えてる?」
「……っ」
「昨夜、何があった――」
首を振るほなみの頬に涙が伝う。
「泣いてもダメだよ……言わないなら、お仕置きするからね?」
西本は甘く囁くと、唇を重ねて来た。
触れた時、電流みたいに甘さと切なさが走り抜ける。
(触れられて、口付けされてこんな風になるのは貴方だけ――)
明るい部屋で身体を開かれ、甘い責めを受けながらほなみはそれを思い知った――
「ほなみっ……今日は離さないよ……」
熱に浮かされたような低く甘い声に、ほなみの身体も、心も蕩けていった――

