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Love adventure
第70章 エンゲージ

朝の明るいマンションの部屋で、ほなみと西本は烈しく抱き合っていた。
ふたりは何も身に付けて居ない。
ほなみは、身体の隅から隅まで朝日に照らされ、何度も恥ずかしさに身を縮めたくなったが、彼がそれを許さなかった。
腕を掴まれ身動きもかなわず、澄んだ瞳で身体の曲線をあますところ無くなめ回され、泣きたくなる。
「お願い……ブラインドを……」
「何故?」
「こんなに明るいと……恥ずかしくて」
「俺は平気だよ?」
「もうっ!私が平気じゃないの!」
「昨日俺を飢えさせた罰だよ……」
「――っ」
「綺麗だな……全部」
髪を撫で、額にチュッと唇を付け、頬にもキスをする。
瞼や耳朶、首筋にも柔らかいキスが落とされ、ほなみは擽ったさに溜め息を漏らした。

