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Love adventure
第72章 誰の腕を選ぶ

朝の気配とともに、ブラインドの僅かな隙間から光の矢が一筋部屋に射す。
薄目を開けた時、視界に入ってきたのは愛しい人の栗色のサラサラした髪。
ほなみの身体には昨夜の甘く激しい責めの余韻が残っている。
果てたあと眠ってしまった西本は、ほなみの胸に顔を埋めてスヤスヤ寝息を立てていてくすぐったかった。
胸元に光る金と銀は、贈られたはま子のネックレス。
丸いフォルムの可愛らしい形を見て、思わずほくそ笑む。
だが、智也と会わなければらないという現実を考えると、気持ちが重くなる。
昼も夜も無く、獣の様にほなみを抱いた智也の烈しさが頭に過ぎる。
そして、怒りで燃えた瞳が時折悲しみで潤んでいた事も思い出し、複雑に胸がざわめいた。
薄目を開けた時、視界に入ってきたのは愛しい人の栗色のサラサラした髪。
ほなみの身体には昨夜の甘く激しい責めの余韻が残っている。
果てたあと眠ってしまった西本は、ほなみの胸に顔を埋めてスヤスヤ寝息を立てていてくすぐったかった。
胸元に光る金と銀は、贈られたはま子のネックレス。
丸いフォルムの可愛らしい形を見て、思わずほくそ笑む。
だが、智也と会わなければらないという現実を考えると、気持ちが重くなる。
昼も夜も無く、獣の様にほなみを抱いた智也の烈しさが頭に過ぎる。
そして、怒りで燃えた瞳が時折悲しみで潤んでいた事も思い出し、複雑に胸がざわめいた。

