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Love adventure
第72章 誰の腕を選ぶ

「……何か着なきゃ」
そう思いながら、彼の温もりが心地よくてベッドから出られずにいると、脇に置いたスマホが光っている。
腕を伸ばして取ると、あぐりからのメールだった。
「……ほ……なみ」
目覚めた西本が、ぎゅっと手を掴んできた。
眩しそうに目を細めて微笑んでいる。
「お早う……」
身を起こして、キスをされた。
彼も昨夜のまま何も着ていない。
シーツが捲れると、既に猛りが起き上がっているのが見え、ほなみはドキリとした。
「昨夜……素敵だったよ」
「う、うん……」
彼の腕が悩ましく絡み付き、背中を撫で始めると、また甘いさざ波が生まれてくる。
「……ま、待って……」
ほなみは首筋にキスをされながら、メールを読んだ。

