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Love adventure
第74章 攻防

「あ、あの、おふたりとも!とりあえず座って下さい!」
カナは、鋭く睨み合う智也と西本に、笑顔で促した。
「そうだな」
智也は軽く笑みを溢して、西本から目を離さずに腰掛ける。
西本も真っ直ぐにその目を受け止めたまま座った。
しん、と再びロビーに静寂が訪れる。
先に口を開いたのは智也だった。
「そこの、君――と、君は……いつか会ったね」
「ひいっ!」
「ひいっ!じゃないだろ三広!ちゃんと返事しろ!
……は、はい。お会いしましたね」
水を向けられ、びびる三広の脚を亮介が思いきり踏みつけた。
ほなみはハラハラしながら見守る。
「君たちも、ほなみとは親しいのかな?
……あの時は、随分と楽しそうにしていたが……」
三広は青ざめながらも智也を真っ直ぐに見た。
「は、はい…っ!
ほなみさんにはライブの準備とか色々手伝って貰って、とても助かりました……っ」
智也は首を傾げ、静かに探る様に、三広と亮介を見やる。
「本心は?」
「えっ……?」
ふたりは目を丸くした。
カナは、鋭く睨み合う智也と西本に、笑顔で促した。
「そうだな」
智也は軽く笑みを溢して、西本から目を離さずに腰掛ける。
西本も真っ直ぐにその目を受け止めたまま座った。
しん、と再びロビーに静寂が訪れる。
先に口を開いたのは智也だった。
「そこの、君――と、君は……いつか会ったね」
「ひいっ!」
「ひいっ!じゃないだろ三広!ちゃんと返事しろ!
……は、はい。お会いしましたね」
水を向けられ、びびる三広の脚を亮介が思いきり踏みつけた。
ほなみはハラハラしながら見守る。
「君たちも、ほなみとは親しいのかな?
……あの時は、随分と楽しそうにしていたが……」
三広は青ざめながらも智也を真っ直ぐに見た。
「は、はい…っ!
ほなみさんにはライブの準備とか色々手伝って貰って、とても助かりました……っ」
智也は首を傾げ、静かに探る様に、三広と亮介を見やる。
「本心は?」
「えっ……?」
ふたりは目を丸くした。

