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Love adventure
第75章 告白

ほなみの頭の中が真っ白になり、世界が揺れた。
よろめき、ソファに座り込み智也を見つめる。
「どういう……事?」
「あの日……お前の両親が亡くなった前日、会社で宴会があった。酔いつぶれたふたりを親父が家に泊めた……」
ほなみは記憶を辿る。
(そうだ、あの日私は先にタクシーで帰って、両親は智也の家に……)
「あの夜、お前の両親に……婚約をさせてくれ、と話をしたんだ」
「――えっ?」
ほなみと智也の親同士は仲が良く、よく冗談で
「智也とほなみを結婚させたらいい」
などと話には出していたが……
「あの頃……お前がどんどん遠くなるような気がして、繋ぎとめたかった。
まだ中学生だったけど、婚約さえすればお前を自分の物に出来る、なんて思ってたんだ……バカだよな」
「……」
よろめき、ソファに座り込み智也を見つめる。
「どういう……事?」
「あの日……お前の両親が亡くなった前日、会社で宴会があった。酔いつぶれたふたりを親父が家に泊めた……」
ほなみは記憶を辿る。
(そうだ、あの日私は先にタクシーで帰って、両親は智也の家に……)
「あの夜、お前の両親に……婚約をさせてくれ、と話をしたんだ」
「――えっ?」
ほなみと智也の親同士は仲が良く、よく冗談で
「智也とほなみを結婚させたらいい」
などと話には出していたが……
「あの頃……お前がどんどん遠くなるような気がして、繋ぎとめたかった。
まだ中学生だったけど、婚約さえすればお前を自分の物に出来る、なんて思ってたんだ……バカだよな」
「……」

