この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第76章 決意表明

智也の綺麗な目元に涙が煌めくのを見て、ほなみは思わず指で触れる。
彼の涙を見たのは初めてだった。
「すまない……もう、涙は引っ込ませる」
智也は気丈にきっぱりと言うが、ほなみを見つめると、また瞳を揺らしてしまう。
「……ほなみ」
「はい……」
「最後に……キスさせてくれ」
ほなみは胸の前で手を組んで一瞬躊躇ったが、頷いて瞼を閉じる。
智也の指が頬に触れ、そっと唇が重ねられた。
慈しむ様な、優しい触れ方だった。
ゆっくりと唇を離すと、智也は笑った。
「ありがとう……俺も……頑張らなくちゃな」
「うん……」
「さて……そろそろ戻らないと、あいつが心配してるんじゃないか?俺に襲われてないか、とかさ」
ほなみはつい紅くなる。
「あるいは、お前の気が変わったりしてないか?とか心配してたりしてな……
奴は面白い程、顔に出るな」
「う……うん。確かに」
彼の涙を見たのは初めてだった。
「すまない……もう、涙は引っ込ませる」
智也は気丈にきっぱりと言うが、ほなみを見つめると、また瞳を揺らしてしまう。
「……ほなみ」
「はい……」
「最後に……キスさせてくれ」
ほなみは胸の前で手を組んで一瞬躊躇ったが、頷いて瞼を閉じる。
智也の指が頬に触れ、そっと唇が重ねられた。
慈しむ様な、優しい触れ方だった。
ゆっくりと唇を離すと、智也は笑った。
「ありがとう……俺も……頑張らなくちゃな」
「うん……」
「さて……そろそろ戻らないと、あいつが心配してるんじゃないか?俺に襲われてないか、とかさ」
ほなみはつい紅くなる。
「あるいは、お前の気が変わったりしてないか?とか心配してたりしてな……
奴は面白い程、顔に出るな」
「う……うん。確かに」

