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Love adventure
第81章 happy birthday
ほなみは、ティッシュの花が床に転々と落ちているのに気が付き、拾いながら歩く。 花は、寝室のベッドの所まで落ちていた。
ベッドの枕元の花を退けると、小さな白い箱が下にあり、手に取り開けて見る。
入っていたのは、細い鎖に愛らしい花の形の飾りが付いたアクセサリーだった。
「……可愛い」
思わず見とれていると、後ろから西本に抱きすくめられた。
「これ、西君が?」
彼はアクセサリーに触れると怪訝な表情をした。
「――俺じゃない」
「えっ……じゃあ」
西本が、ほなみを抱き締めながら軽く舌打ちをする。
「綾波だな」
ほなみは困惑し、アクセサリーを見つめた。
「……可愛いのを選んだな……その花、マーガレットだろ」
「う、うん……そうかな」
抱き締める力を強くして彼は低く訊ねた。
「花言葉、知ってる?」
「ううん」
「……真実の愛」
彼は、ほなみを前に向かせたかと思うと烈しく唇を奪った。
ベッドの枕元の花を退けると、小さな白い箱が下にあり、手に取り開けて見る。
入っていたのは、細い鎖に愛らしい花の形の飾りが付いたアクセサリーだった。
「……可愛い」
思わず見とれていると、後ろから西本に抱きすくめられた。
「これ、西君が?」
彼はアクセサリーに触れると怪訝な表情をした。
「――俺じゃない」
「えっ……じゃあ」
西本が、ほなみを抱き締めながら軽く舌打ちをする。
「綾波だな」
ほなみは困惑し、アクセサリーを見つめた。
「……可愛いのを選んだな……その花、マーガレットだろ」
「う、うん……そうかな」
抱き締める力を強くして彼は低く訊ねた。
「花言葉、知ってる?」
「ううん」
「……真実の愛」
彼は、ほなみを前に向かせたかと思うと烈しく唇を奪った。