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Love adventure
第83章 Love adventure
「わあ……稲川さんかっこいいね……」
「うん……」
あぐりは、目を潤ませてステージを見ている。
ほなみとあぐりは、特別にステージから右手側の、照明のスタッフが控える部屋でライブの様子を見ていた。
真上から見下ろす形でライヴを見るのは新鮮だった。
ほなみは本編の最後の曲が終わったら、ゴンドラで運ばれる。
それまでここで待機なのだ。
ミュージックスタイルでのゴンドラ落下の記憶が新しいので少し不安だが、今日はスタッフが安全チェックを万全にしていたから大丈夫な筈だ。
「私、稲川さんを好きになって良かったなあ……」
しみじみと呟くあぐりの手を、ほなみがギュッと握る。
「稲川さんと出会ったから……今があるんだよね」
「うん……」
あぐりは、稲川が喝采を浴びる中、客席に何度も投げキスを送りステージから去るのをじっと見つめていた。
だが、すぐさまクレッシェンドメンバーが攻撃的なロックナンバーを演奏し始めると、気持ちを切り替えたと言う様に、隣でヘドバンし始める。
「……あんたは……お腹に赤ちゃん……いるんだから……
大人しく……見るのよ?」
首がもげそうにヘドバンをするあぐりを、ほなみは苦笑して見ていた。
「うん……」
あぐりは、目を潤ませてステージを見ている。
ほなみとあぐりは、特別にステージから右手側の、照明のスタッフが控える部屋でライブの様子を見ていた。
真上から見下ろす形でライヴを見るのは新鮮だった。
ほなみは本編の最後の曲が終わったら、ゴンドラで運ばれる。
それまでここで待機なのだ。
ミュージックスタイルでのゴンドラ落下の記憶が新しいので少し不安だが、今日はスタッフが安全チェックを万全にしていたから大丈夫な筈だ。
「私、稲川さんを好きになって良かったなあ……」
しみじみと呟くあぐりの手を、ほなみがギュッと握る。
「稲川さんと出会ったから……今があるんだよね」
「うん……」
あぐりは、稲川が喝采を浴びる中、客席に何度も投げキスを送りステージから去るのをじっと見つめていた。
だが、すぐさまクレッシェンドメンバーが攻撃的なロックナンバーを演奏し始めると、気持ちを切り替えたと言う様に、隣でヘドバンし始める。
「……あんたは……お腹に赤ちゃん……いるんだから……
大人しく……見るのよ?」
首がもげそうにヘドバンをするあぐりを、ほなみは苦笑して見ていた。