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Love adventure
第83章 Love adventure
西本は小さくなり謝る。
「……ごめん」
「西君のごめん、は信用出来ない!」
怒るほなみの髪に、ヒラリと何かが落ちてきた。
「?」
手に取ると、それはハートの形をした紙吹雪だった。
天井から、無数のちいさな紙が降ってきてふたりを祝福している。
「凄い……」
「これもサプライズか……」
「西君……」
「ん?」
「ふ、ふつつか者ですが……どうぞ、よ、よろし」
「ぷっ!」
西本は吹き出して、ほなみを抱きしめた。
「今更改まって、何?ふふ……」
「だ、だって」
「いいよ。ふつつかだって、なんだって……
ほなみを丸ごと全部、愛してるよ……」
「西君……!」
抱き合うふたりに、はらはらと優しく花弁(はなびら)が落ちる。
ほなみは、初めて身体を重ねた夜の冷たい雪を思い出していた。
「雪……」
「ん?」
「何でもない……
西君が好き……って言ったの……」
「好きだよ……ほなみ」
ふたりは、幾度も唇を重ね合った。
――私達は、ひと目で恋し合った。
そして、命が尽きるその瞬間まで愛し合う、という運命を選んだ。
どんな冒険でも、貴方となら怖くない。
連れて行って、何処へでも……
音符に乗って、私をさらって――
~THE HAPPY END~
「……ごめん」
「西君のごめん、は信用出来ない!」
怒るほなみの髪に、ヒラリと何かが落ちてきた。
「?」
手に取ると、それはハートの形をした紙吹雪だった。
天井から、無数のちいさな紙が降ってきてふたりを祝福している。
「凄い……」
「これもサプライズか……」
「西君……」
「ん?」
「ふ、ふつつか者ですが……どうぞ、よ、よろし」
「ぷっ!」
西本は吹き出して、ほなみを抱きしめた。
「今更改まって、何?ふふ……」
「だ、だって」
「いいよ。ふつつかだって、なんだって……
ほなみを丸ごと全部、愛してるよ……」
「西君……!」
抱き合うふたりに、はらはらと優しく花弁(はなびら)が落ちる。
ほなみは、初めて身体を重ねた夜の冷たい雪を思い出していた。
「雪……」
「ん?」
「何でもない……
西君が好き……って言ったの……」
「好きだよ……ほなみ」
ふたりは、幾度も唇を重ね合った。
――私達は、ひと目で恋し合った。
そして、命が尽きるその瞬間まで愛し合う、という運命を選んだ。
どんな冒険でも、貴方となら怖くない。
連れて行って、何処へでも……
音符に乗って、私をさらって――
~THE HAPPY END~