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Love adventure
第83章 Love adventure
『え――――オホン!西本祐樹君?聞こえてますか――?』
響き渡る浜田の声に、ふたりは驚く。
ここがドームでライヴの最中だという事を一瞬忘れてしまっていた。
『え――と、ごめんね?邪魔したくないんだけど――ここからどうすればいいかな――?
僕達が締めていい?』
西本は頭を掻いた。
「やべ。お客さんに挨拶しなきゃ……」
「え、西君!?」
西本は、はだけたシャツの姿で立ち上がり、上から五万人に向かって生声で叫んだ。
「皆――!今日はありがとう――!また、会おうな――!!」
ドームを揺るがす程の口笛と大歓声が起こった。
西本はメンバーにも叫ぶ。
「みんな、ありがとうな――!
俺らはもう少しゆっくりしてるから、悪いけど後を頼むわ!」
メンバーの呆気に取られた表情を確認する前に、西本は再びゴンドラの中へ引っ込んだ。
「に、西君ったら!もうっ……んっ」
抗議するほなみの唇を塞ぎ、再び甘い魔法をかけていく。
その魔法を使われたら、もう、陥落する他になかった。
「ほなみ……もう一度……ね?」
「……一度だけ……だよ?」
ほなみは恥じらいながら、小さく返事をする。
「やった――!」
西本は一等賞を獲った子供のようにはしゃぎ、ゴンドラの上という事を忘れてほなみを抱き上げてくるりと回る。
グラリと大きく揺れてほなみは悲鳴を上げた。
彼も、今のは驚いたらしく、目を丸くして舌を出す。
響き渡る浜田の声に、ふたりは驚く。
ここがドームでライヴの最中だという事を一瞬忘れてしまっていた。
『え――と、ごめんね?邪魔したくないんだけど――ここからどうすればいいかな――?
僕達が締めていい?』
西本は頭を掻いた。
「やべ。お客さんに挨拶しなきゃ……」
「え、西君!?」
西本は、はだけたシャツの姿で立ち上がり、上から五万人に向かって生声で叫んだ。
「皆――!今日はありがとう――!また、会おうな――!!」
ドームを揺るがす程の口笛と大歓声が起こった。
西本はメンバーにも叫ぶ。
「みんな、ありがとうな――!
俺らはもう少しゆっくりしてるから、悪いけど後を頼むわ!」
メンバーの呆気に取られた表情を確認する前に、西本は再びゴンドラの中へ引っ込んだ。
「に、西君ったら!もうっ……んっ」
抗議するほなみの唇を塞ぎ、再び甘い魔法をかけていく。
その魔法を使われたら、もう、陥落する他になかった。
「ほなみ……もう一度……ね?」
「……一度だけ……だよ?」
ほなみは恥じらいながら、小さく返事をする。
「やった――!」
西本は一等賞を獲った子供のようにはしゃぎ、ゴンドラの上という事を忘れてほなみを抱き上げてくるりと回る。
グラリと大きく揺れてほなみは悲鳴を上げた。
彼も、今のは驚いたらしく、目を丸くして舌を出す。