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覗ける隣人の妄想 ~わたし犯されてる~
第3章 下着を見られてしまったあとで
まるでシャッターを切られるようにパチリと男の目にフォーカスされたのを感じてまた「アッ!」と声をあげて後ろを押さえた。

そして意地悪な風はまた凪に変わる。

一刻も早く専務の前から消えたい紀江は振り返ることもなくガチャガチャと乱暴にドアノブを回してドアを開けるとなだれ込むように事務所の中に入った。

すると今度は中にいた事務長と目が合ってしまった。

「お、おはよう」朝から騒々しい登場に目を丸くする事務長。

「おはようございます」と挨拶を返してそそくさと自分の席に着く紀江。

「どうかしたの?」

「いいえ、別に」

椅子に座るやいなや、意味もなくパソコンを開けてカチャカチャとキーボードを叩いた。
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