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幽霊は勃起する
第2章 幽霊は勃起する
 かといって今まで私がクソに陵辱されていた側なので、ツマランからといって具体的にどう陵辱すればいいのかピンと来ない。
 非常に焦った。
 ドSを開眼させるにはどうしたらいい・・・どうしたらいいのだ・・・・!?

 脳裏に今頃ブタ箱で過ごしているだろうクソの顔が浮かぶ。
 ちょっとセンチメンタルな気分だが今はクソに構っている暇はない。
 というわけで、私はクソがかつて私にしたプレイをまんまパクるという手段に出た。


 恍惚とし続けているユウの前で徐ろに股をインリンオブジョイトイさせ、さっきまで絶倫君3号を働かせていた箇所を露出させた。
 そして、ユウに言った。


「私を寝る子様と呼んで私に忠誠を誓うならば、まずはその心意気を見せてごらん」


 冷静に考えるとキモすぎる発言であるとは自負しているが、そんなことを反省していたらドSは開眼できない。
 内心キモがられたらどうしようとドキドキしつつ反応を待っていると、ユウはゆっくり身体を前のめりにさせて、私のズブ濡れマンコ周辺をガン見してきた。
 しかし、何かアクションを起こす気配はない。
 ユウのガン見が続く。
 引越しを終えたばかりの室内にとてつもない沈黙が続いている。




(これじゃあなんか、私が羞恥プレイされてるみたいじゃあないか・・・!)




 私も死にたくなってきた頃、ユウがボソッと呟いた。




「じょ、女性のあそこ、ぼく、はじめてこんなに近くで、なまで、見ました・・・」



 は?
 唖然としてユウを見ると、ユウは泣いていた。
 さっきまでのドMモードの涙でなく、男のガチ泣きである。
 ジブリなみの大粒の美しい涙を流し、えぐえぐ言い出し、じきにわぁぁぁぁん!などと大声で泣き出してしまったので私は猛烈に焦った。

 ひとまずズブ濡れマンコをしまい、イチ人間寝る子としてユウのそばに寄り添った。


「いや、ちょ、あんた、大丈夫?」


 背中をなでてやるとユウはエグエグしながら言った。


「ぼ、ぼ、ぼく、ど、ど、ど・・・」
「ぼ、ぼく、落ち着いて。お姉さんちゃんと聞いているから落ち着いて話してごらんよ」 


 もはや何が何だか分からない。
 ユウはひたすらエグエグして鼻水を垂らしながら私に言った。


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