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ジェミニの檻
第10章 流星

「六花ちゃん!えれな!」
「何呼び捨てにしてるんですか?」
咬みつこうと振り向いたえれなは絶句した。
停めた車から降りてきた宗治はデニムにTシャツ、サングラスとハット、決め手はビーチサンダルというまさかの格好だった。
「え、何々?」
「天体観測ですよね?」
「うん」
自信満々に答える宗治にえれなは盛大な溜息をついた。
「宗治さん、お待たせしました」
駅から出てきた志貴に、宗治の車の後部座席から、女の人たちが身を乗り出した。
「えー!マジ、イケメンっ!」
「宗治の後輩?うそーっ!こーこーせい?」
「ねぇねぇ!彼女いるの?」
あっという間に女の人に囲まれる志貴。
「煩いですよ、さっさと出発しましょう」
呆気にとられる彼女たちを尻目に、勝手に空いてる席に乗り込んだ。
腹を抱えて笑う宗治はえれなと六花をその横に促すと出発した。
車は三台で男8人、女の7人の計15人で高速に乗る。
サービスエリアを満喫しながら、昼過ぎにはなんとかロッジに辿り着いた。
「何呼び捨てにしてるんですか?」
咬みつこうと振り向いたえれなは絶句した。
停めた車から降りてきた宗治はデニムにTシャツ、サングラスとハット、決め手はビーチサンダルというまさかの格好だった。
「え、何々?」
「天体観測ですよね?」
「うん」
自信満々に答える宗治にえれなは盛大な溜息をついた。
「宗治さん、お待たせしました」
駅から出てきた志貴に、宗治の車の後部座席から、女の人たちが身を乗り出した。
「えー!マジ、イケメンっ!」
「宗治の後輩?うそーっ!こーこーせい?」
「ねぇねぇ!彼女いるの?」
あっという間に女の人に囲まれる志貴。
「煩いですよ、さっさと出発しましょう」
呆気にとられる彼女たちを尻目に、勝手に空いてる席に乗り込んだ。
腹を抱えて笑う宗治はえれなと六花をその横に促すと出発した。
車は三台で男8人、女の7人の計15人で高速に乗る。
サービスエリアを満喫しながら、昼過ぎにはなんとかロッジに辿り着いた。

