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ジェミニの檻
第2章 it's all your fault

お昼休み、中庭でお弁当を広げる六花とえれな。
六花はえれなから、志貴のことを聞き出していた。
志貴もバレーボール部だったこと。
バレーボール推薦を蹴って特進科を受験したこと。
センス抜群で何をやらしても卒なくこなしてしまうこと。
「一卵性なのに、見た目しか同じじゃないんだよねー、由岐は人気者、志貴はクールな一匹狼」
「そう、なんだ」
「ま、どっちもモテモテだったんだけど、とっくに志貴には紹介したと思ってたわ」
由岐が紹介してくれなかった理由が思い当たらなくて、腑に落ちない。
「特進科とうちらじゃ接点全くないもんね!由岐に会ったのも半年前くらいだし、弟にわざわざ会わすって程でもないでしょ」
えれながフォローしてくれてるのが分かると六花は笑ってみせた。
六花にも姉と兄がいる。
確かにまだ由岐の事をちゃんと紹介していない。
つまりはそういう事なんだろう。
なんとなくモヤモヤも晴れて、お弁当を平らげた。
六花はえれなから、志貴のことを聞き出していた。
志貴もバレーボール部だったこと。
バレーボール推薦を蹴って特進科を受験したこと。
センス抜群で何をやらしても卒なくこなしてしまうこと。
「一卵性なのに、見た目しか同じじゃないんだよねー、由岐は人気者、志貴はクールな一匹狼」
「そう、なんだ」
「ま、どっちもモテモテだったんだけど、とっくに志貴には紹介したと思ってたわ」
由岐が紹介してくれなかった理由が思い当たらなくて、腑に落ちない。
「特進科とうちらじゃ接点全くないもんね!由岐に会ったのも半年前くらいだし、弟にわざわざ会わすって程でもないでしょ」
えれながフォローしてくれてるのが分かると六花は笑ってみせた。
六花にも姉と兄がいる。
確かにまだ由岐の事をちゃんと紹介していない。
つまりはそういう事なんだろう。
なんとなくモヤモヤも晴れて、お弁当を平らげた。

