パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 Crafty race

視界が奪われた六花の感覚は敏感に研ぎ澄まされていた。

「きゃあっ…」

何の前触れも無く腿の付け根を吸われた。

次の瞬間には両膝を割られ、秘部を曝け出すような体勢を取らされていた。

「いやぁっ…やめ…こんな格好…」

「こんな事するの、どっちだと思う？」

問い掛けられながら、強引に肩越しに唇を塞がれる。

ねっとりと口腔を蹂躙する舌は志貴の様であり、嫉妬に狂った由岐の様でもあった。

双丘を両手で捏ねられ、太腿をさすられながらスカートを取り払われる。

秘部を守る物は薄いショーツ一枚。

「もうぐずぐずに濡れてる」

くちゅくちゅという口淫の音に混じって聞こえた其れに、六花は羞恥に震えた。

するりと秘部を人撫でされると、確かに湿っぽい水蜜の感触が自身にも感じ取れた。

「ふっ…ぅうっ…」

抵抗の声は唇に塞がれ届く事はない。

乳房を揉んでいた手が両脇の下から回されると、ぐっと力が込められ、六花の腰が少し浮いてしまうとするっとショーツが脚から抜き取られた。

「濡れすぎなくらいトロトロだ、どっちで感じてるわけ？」

秘部に当たる吐息に六花はぎゅっと目を瞑る。

意味が無いとしても押さえられた足を閉じようともがき、頭を左右に振って何もかもから逃げようと必死だった。