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ジェミニの檻
第5章 potion

パジャマの胸元に指を引っ掛けて中を覗く志貴。
「なっ!」
「キスマークの一つも付けてもらえなかったのか?」
胸元を掻き抱くと志貴を睨む。
「由岐くんは…そんな事しないもん」
「はっ、しないんじゃなくて、出来ないんじゃねーの?」
出来ない?
首を傾げる六花の右手に手を掛けると手首に口付けて強く吸い上げる。
「…っ!…志貴…っや…」
視線だけで六花を捕らえる。
メガネを透したその視線は冷たくて…鋭くて、切ない。
…ちゅ…
リップ音をたてて唇が離れるとそこは紅く鬱血していた。
「由岐はイかしてくれた?」
息を呑む六花に嘲笑う志貴。
立ち上がると部屋を出て行く。
「あ、それ、ちゃんと言い訳考えておけよ」
ドアが閉まると、六花は手首を見つめた。
「なっ!」
「キスマークの一つも付けてもらえなかったのか?」
胸元を掻き抱くと志貴を睨む。
「由岐くんは…そんな事しないもん」
「はっ、しないんじゃなくて、出来ないんじゃねーの?」
出来ない?
首を傾げる六花の右手に手を掛けると手首に口付けて強く吸い上げる。
「…っ!…志貴…っや…」
視線だけで六花を捕らえる。
メガネを透したその視線は冷たくて…鋭くて、切ない。
…ちゅ…
リップ音をたてて唇が離れるとそこは紅く鬱血していた。
「由岐はイかしてくれた?」
息を呑む六花に嘲笑う志貴。
立ち上がると部屋を出て行く。
「あ、それ、ちゃんと言い訳考えておけよ」
ドアが閉まると、六花は手首を見つめた。

